手術ミスによる損害を請求する場合は、医者や病院に対して慰謝料を請求することが出来ます。もしも、手術ミスによって、原因不明の痛みなどで歩くことが出来なくなった場合には、手術を行った医者に対して損害賠償を請求出来ます。
損害賠償を請求するには、自分と医者との間に診療契約の債務不履行を構成する場合と、医者の不法行為として構成する場合があります。どちらの方法を行ったとしても、医者に損害賠償を請求をおこなうには、医者が過失が認めなくてはなりません。治療行為や手術はかなり専門的で、その内容を記録したカルテなどの資料は、通常病院に保管されているので、一般人が医者の過失を立証するのは非常に困難です。
カルテなどの証拠や資料は、時間が経てば捨てられたり、書き換えられたりする可能性があり、早い段階で保全しておく必要があります。その為、裁判所に証拠保全を申し立て、法的な手続によって、訴訟を起こす前の段階でカルテや資料を手に入れておく必要があります。
医者に対して請求できる損害の内容は、治療費や慰謝料のほかに、手術ミスのせいで体が不自由になり、ミスがなければ、将来得られたであろう収入や利益といった逸失利益を請求できます。
治療費は手術を行った治療費ではなく、手術ミスによって新たに治療を受ける必要があり、支払わなくてはならない病院代の事で、その治療に使った期間によって、入通院慰謝料の額は変わります。また、手術ミスによって後遺障害が生じている場合、後遺障害の程度によって、慰謝料が請求できます。